Fly Me to the Moon

そう、あたしはいつだって、どんなときだって、"あなた"の傍に。

2017-06

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気付いてくれなくていい、
だって哀しみは、僕だけが知っていればいいモノだから。
そう、俺は絶対に泣かない。
それは別に虚勢とか、そんなんじゃないんだ。
そんなんじゃなくて、あの人が死んだときから泣いたことなかったから。
あの日が最初で最後。
自分の為に泣いた最初で最後。
感情はきっと、生まれたときから何処か欠落してた。

俺が最初で最後愛した人。

これから先人を愛すことが出来たとして、
それでももう二度とあの人は帰ってこないんだ。

あの人はあの人。
他の人は他の人。
あの人以上なんてない。

ただ、あの感情は本当に俺の一方通行だった。
あの人は桜色の少女を愛してた。
知ってた。
幽閉された部屋の中、
外を見る度彼女の隣でだけ本当の笑顔を見せるあの人を好きになったから。
あの笑顔は彼女にしか作る事はできない。
もしあの時、あの人じゃなくて彼女が死んでいたのなら、
あの人はもう二度と、あの笑顔を見せることはなかっただろう。
それでも、もし、まだ生きていたなら、
また逢うことが出来たなら、
その時はまたあの頃のように微笑うのだろうか。
その時俺は、あの人が居なくなった世界の中で、
白黒の世界の中で涙したように、
今度は嬉しくて泣くことが出来るのだろうか。

答えが見つからなくて、
何度も何度も途方に暮れた。
それでもあの人の彼女だけに見せた笑顔を思い出して、
切なくなって、それでも愛しくて、
何度も何度も微笑った。
どんなに好きでも届くことはないから。
あの人と俺が会話を交わしたとき気付いたんだ。

「愛想笑い」

俺の見たかった笑顔じゃない。
きっと悲しい。
そんなの、悲しい。
俺が、俺のことを私と呼んでいた頃に戻れたなら、
泣く事は出来るだろうか。
本当はもう、涙腺が緩んでいた。
泣きたくて仕方がないのに、
それでも泣けないんだ。

――泣ける場所がないから。

居場所は自分で作れ、と言われたけれど、
俺は自分で捨ててしまうから。
誰かと居た思い出でさえ、
微笑った優しい過去でさえ、
全て、全て、独りで片付けてしまったから。

何処か一本螺子がなくなってるんだ。
きっと、何時からか俺は壊れてしまってた。

この想いが報われる事がないことに、気付いてからかな?
でも、あの頃はそれでも良かったんだ。

あの人が微笑っていたから。














泣きたくて 泣きたくて 泣きたくて たまらないから 泣けないんだ

(どんなに愛しいと想っても、君はもう其処に居ない)(必死になって捕まえようとした君はもう、夏の日の陽炎のように消えて、消えて、消えて、、)


Title by あんにゅい。
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テーマ:僕の涙を君は知らなくていいから。 - ジャンル:ブログ

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